About us

「新湘南室内合奏団」は、コロナ禍の2022年、音楽の必要性を信じた大学院生が、仲間の若手演奏家に声掛けし発足しました。主な活動拠点は、神奈川県藤沢市です。
テーマに応じて演奏家は決まるため、楽団員がいるわけではありません。ほとんどが湘南で初めて演奏する演奏家で、自ら企画することでそれぞれのカラーが発揮され、それぞれ国内外で活躍されています。

 

【なぜ、藤沢市?】
「新湘南室内合奏団」の前身『湘南室内合奏団』は、世界的なソプラノ歌手の白石敬子(ひろこ)さんと夫でピアニスト兼指揮者の隆生さんが中心となって、1992年に藤沢で結成されました。
白石敬子さんは日本人で初めてウィーン国立歌劇場で専属歌手を務め、白石夫妻は帰国後、敬子さんの出身地・藤沢に居を構えました。オーストリアでは新年を音楽で迎える風習があり、そういった本場の音楽文化を藤沢に根付かせようと音楽仲間に呼び掛け、ニューイヤーコンサートを始めて2016年まで24回、毎年、藤沢の新年を音楽で彩ってきました。
しかし、2015 年に隆生さん、2018年に敬子さんが亡くなられ、続けて世界的なコロナ禍となり、藤沢の新年を彩るニューイヤーコンサートは開催されなくなりました。白石敬子さんの遺志を受けた親族である代表内山拓海(当時大学4年生)が、ニューイヤーコンサートの復活を計画したところ、国内外で活躍する若手演奏家の協力を得ることができ、7年ぶりに2023年新年にニューイヤーコンサートは復活開催しました。
その後、生まれ変わった『新湘南室内合奏団』は、若手演奏家の活動を中心に、新しい音楽の波を、湘南藤沢から発信しています。
 
【ロゴマーク】

「 new」の『n』を模した音符が生み出す音楽の波と、湘南江ノ島に吹く風を表現
商標登録取得「登録第6648978号」
デザイン:ショパンさん

 

【代表】

白石隆生・敬子記念「新湘南室内合奏団」代表の内山拓海です。
私は、生前白石敬子さんに大変可愛がっていただきました。ヴァイオリンを始めるきっかけを作っていただき、音楽家としての心得も教示いただきました。敬子さんが闘病入院中、亡くなられる3日前に病室に呼ばれ、「大学を卒業したら、湘南室内合奏団を引き継ぎ、ニューイヤーコンサートを復活してちょうだい」と言われました。当時、私は高校3年生。桐朋学園大学に合格したばかりのタイミングで、ただ「はい」とだけ答えましたが、現実味はありませんでした。
大学3年の時、世界的なパンデミックが勃発しコロナ禍になり、人を集める音楽不要論が広がりました。多くの友人が音楽家を諦める中、音楽を続けることに悩んでいた時に、敬子さんの遺言を思い出しました。「音楽は必要なもの」を確かめるため、留学を断念して大学院に進学し、この「新湘南室内合奏団」を立ち上げました。
演奏活動ができず、同じような悔しさ憤りを感じている先輩の力をお借りし、多くの仲間を得て、現在まで活動しています。
「新湘南室内合奏団」の参加演奏家は、音楽を心から愛し、音楽の楽しさを伝えることを大切にしています。これからも、私たちの活動を楽しみに応援していただければ幸いです。
🎵プロフィール
神奈川県茅ヶ崎市出身。桐朋学園大学音楽学部卒業。桐朋学園大学大学院音楽研究科修士課程修了。大学院での研究テーマは伊福部昭。ヴァイオリンを惠藤久美子、クリストフ・ポッペン、室内楽を惠藤久美子、廻由美子、三上桂子の各氏に師事。大学院修了後に渡独し新たな師匠を得て、現在、ヴァイオリニストのニコラス・ケッケルト氏、キリル・トルソフ氏に師事。

 

 

 

当楽団は、白石夫妻の遺志により、白石敬子の親族が設立した楽団です。神奈川県藤沢市辻堂にある「白石記念館」及びその管理団体「一般財団法人小笠原東陽顕彰会」とは、一切関係がありません。
 
 
 

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